みなさんはCardano 財団によるADAという通貨をご存じでしょうか。日本の取引所ではまだ取り扱われていませんが、たびたび仮想通貨の時価総額TOP10に君臨する、言わずと知れた通貨です。
通貨のADAは全世界30以上の取引所で取引可能なので、その規模の大きさが伺えます。Cardanoは2015年に暗号通貨のデザインを変えるという理念のもとに設立されました。その理念のもと開発されたCardano は一体どんなものなのか真相を探ります。
カルダノの基本情報
運営会社 | Cardano財団 |
通貨名称 | ADA(ADA) |
通貨単位 | ADA(ADA) |
WEBサイト | https://www.cardano.org/ja/home-2/ |
ホワイトペーパー | https://whycardano.com/ |
カルダノ はICOによって60億円の調達に成功している注目度の高い仮想通貨です。
もともとオンラインカジノやオンラインゲームのプラットフォームとして開発されました。それまでのオンラインカジノは不透明な部分が多かったのですが、高いセキュリティを持ったCardanoのシステムを用いたものはユーザーにとって魅力的なものでした。
カルダノの特徴
カルダノの主な特徴は以下の3つです。
- 高速な契約を実現するPlutus
- 専用ウォレットDaedalous(ダイダロス)で安心
- サイドチェーンの活用で徹底したリスク管理
スマートコントラクトPlutusの有用性
カルダノは「Plutus」というスマートコントラクト機能を備えています。契約を自動で履行する基本的なスマートコントラクトの機能はイーサリアムのものと変わりません。しかし、イーサリアム のスマートコントラクトとは構造上に大きな差があります。
イーサリアムのスマートコントラクト機能ではアセットの管理、いわゆる会計作業の決済を担うAccountingの部分と計算作業を行うスマートコントラクトの役割を担うComputationの部分を一つの台帳で管理していました。
しかしカルダノのスマートコントラクト機能は別々のレイヤー(層)に分けた状態で紐付けを行っているので、複雑な計算をより速くこなすと同時に高いセキュリティ性能を保った状態でスマートコントラクトを行えます。
Cardanoが開発した新たなスマートコントラクト技術がPlutusなのです。
安心して使えるウォレットDaedalous(ダイダロス)
カルダノ はコンセンサスアルゴリズムにPoSを採用しています。ダイダロスとはカルダノ 専用のウォレットのことで、ダイダロスにカルダノ を保管しておくことでPoSのブロック承認報酬を受け取ることができます。
また、ダイダロスにオンラインゲームやカジノで獲得した様々なコインを送金することができます。Daedalous(ダイダロス)は秘密鍵を保護することでハッキング攻撃に対して強い耐性があり、高いセキュリティ性を実現しています。ダイダロスというカルダノ専用の高性能なウォレットがあるので安心かつ迅速な取引を実現が可能となっています。
サイドチェーンの活用
通常ブロックチェーンは一つの鎖、メインチェーンにデータを書き込んでいきます。しかしメインチェーンだけの場合、利用量が多くなると処理に時間がかかってしまいます。皆さんご存じビットコインも通常のメインチェーンのみのため、利用量が増えたことで処理速度が低下してしまいました。
しかし、カルダノ(Cardano)はメインチェーンとは別の鎖、つまりサイドチェーンを活用することで処理速度を向上させています。サイドチェーンの活用はブロックチェーンの機能を拡張できたり、手数料を安く抑えることにも寄与しています。
また、ハッキング等の不正が起きた場合、被害のあったチェーンを切り離すことでリスクを回避することができます。そのためCardano ADAは安心して利用できる通貨のひとつと言えます。
カルダノの発展に期待!
仮想通貨に対しての心配を払拭してくれる機能を持ったカルダノ はこれから様々なプロジェクトを展開すると噂されていることもありこれからの発展が大いに期待できる通貨の一つでしょう。