仮想通貨取引よりもお得なステーキングの基礎

【ステーキング対応】Stellar Lumens(ステラ)とは?特徴を徹底解説

今年の2月に日本に上陸したStellarLumens(以下ステラ)。仮想通貨時価総額13位(2020年3月25日時点)の位置につけ、日本での人気も高まっています。
ステラは世界で最初の仮想通貨取引所として運用を開始したマウントゴックスの創設者のジェドマケーラブによって開発されました。

現在(2020年3月29日時点)で日本では以下の取引所が取り扱いをしています。

StellarLumensの基本情報

運営会社 Stellar Development Foundation
通貨名称 Stellar(XLM)
通貨単位 Stellar(XLM)
WEBサイト https://www.stellar.org/foundation
ホワイトペーパー https://www.stellar.org/papers/stellar-consensus-protocol

ステラは仮想通貨時価総額第3位のリップルをベースとして作られているので基本仕様はリップルとほとんど変わりません。

ステラの3つの特徴

ステラが他の通貨と異なる点を3つご紹介します。

  • 迅速な取引と安価な手数料
  • SCP
  • 大手企業と提携

迅速な取引と安価な手数料

どれだけ決済が速いのか

リップルが一般企業や銀行を対象としたのに対し、ステラは「個人の送金・決済を高速化する」というコンセプトのもとに開発されました。

そのためリップルよりもブロック承認速度、いわゆる決済速度が速いことがステラの特徴です。仮想通貨時価総額1位のビットコインのブロック承認速度はおよそ10分程度ですが、ステラの場合は約5秒ととても早く、決済の高速性を実現しています、

安価な手数料を実現しているわけとは??

小さい額でも0.00001XLM(2020年3月29日時点で約0.00004円)という非常に安価な手数料で送金等の取引をすることができます。これはステラの運営会社Stellar Development Foundationが非営利団体であるため利益を追求することなく、安価な手数料を実現していると言えます。

SCP

ステラはSCP(Stellar Consensus Protocol)という独自のプロトコルを使用しています。

一部のブロックチェーンはブロック承認者(以下、バリデーター)の合意のもとで新しいブロックの形成・記録を行なっています。ステラの元となったリップルはPoC(プルーフオブコンセンサス)というコンセンサスアルゴリズムを用いており、この場合は80%以上のバリデーターが承認をすると、取引を行うことができる仕組みになっています。

しかし80%以下になってしまうとブロックが別チェーンに分岐してしまうというリスクをはらんでいます。一番長いチェーンが正しいものと判断されるため、分岐してしまうと悪意あるバリデーターが自分のチェーンを長くしようと不正を働く可能性があるからです。

一方ステラはSCPという独自プロトコルを使用することで80%以下でもブロックの承認が取れる仕組みになっています。リスク回避をしてる点で安心して利用できる仮想通貨といえます。

大手企業と提携

ステラは2019年3月に新たな送金市場を作りだそうとIBMと法定通貨と連動したステーブルコインの発行で合意提携しました。
また、ステラは国を超えた国際送金市場のアプリケーション構築をするために金融コンサルティング会社のDeloitte(デロイト)とパートナーを組むなど、着々と新サービスの提供や技術開発を行っています。

他にも、

  • フランスの送金業者TEMPO
  • イギリスの暗号通貨決済サービスWirex
  • ナイジェリアの通信業者Parkway

などなど多数の大企業と手を組んでこれからサービスを提供していく予定です。

まとめ

ステラはリップルをベースにして作られたこともあり、リップルとのチャートの相関性が高く連動する傾向にあるので、リップルの発展次第で暴騰も考えられます。

2019年11月からコインチェックでの取り扱いが始まり、次いで12月にGMOコイン、2020年2月にDMMBitcoinでの取り扱いも開始されたことから、日本市場を徐々に獲得できれば、これからの成長が大いに見込めそうです。

多数の企業と提携しサービスを展開していたりと今後の発展が期待できそうですね!