EthereumPrice.orgは、Ethereum 2.0のステーキング報酬のカリキュレーター(計算機)をリリースしました。パブリックβ版の計算機は、イーサリアム開発組織ConsenSys CodefiのETH2スプレッドシートに基づいています。日本円にも対応しており、報酬計算に影響を与えるいくつかのネットワーク設定を調整しながら、10年間のステーキングリワードを算出できます。
Ethereum 2.0とは、今年後半に予定されるイーサリアムの大型アップグレードです。ネットワークのコンセンサスアルゴリズムをPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)へ移行します。これに伴い、仮想通貨イーサリアム(ETH)のホルダーは、32 ETHのステーキングによってネットワークの検証(バリデーター)作業に参加でき、報酬として新規発行されるETHトークンを取得します。
EthereumPrice.org、Ethereum 2.0 Caliculator
4月26日時点、32 ETHの取得には67万円(20959.98円@ETH)かかります。価格が同条件の場合、報酬分が蓄積された元のステークの価値は1年後には766,375円、10年後に2,544,155円になります。なお、この数字は最大値であり、バリデーターの稼働時間が短ければ合計報酬は低下します。また、表では年利(14.26%)とされていますが、実際には流通しているETHトークンの全体のステーキング率に応じて5~15%で変化します。
バリデーター(検証)ノードを運用するには、ETH 2.0フェーズ0仕様に準じる必要があります。この操作は技術的専門性が高いため、一般投資家向けに多くのサードパーティサービスが開発されています。そうしたプロバイダーによっても実際の報酬率は異なります。
4月18日にEthereum 2.0テストネットの最初のブロック(ジェネシス)が正常に検証されました。その後わずか数日でテストネットのETHバリデーター数は約20,000本を越えました。Ethereum 2.0のローンチが近づくにつれ、暗号市場全体でETHステーキングに対する注目はますます高まるでしょう。
sanko href=”https://decrypt.co/26644/new-ethereum-2-0-calculator-can-show-you-10-years-of-staking-rewards” title=”New Ethereum 2.0 calculator can show you 10 years of staking rewards” site=”Decript”]