仮想通貨取引よりもお得なステーキングの基礎

分散型金融プロトコルAmpleforth (AMPL)、ステーキングシステム「Geyser」立ち上げ後1か月で時価総額が約50倍増加

分散型金融プロトコルAmpleforth (AMPL)は、6月23日に流動性インセンティブプログラム「Geyser」を立ち上げました。その後の1か月間でAMPLの時価総額は650万ドルから3億7,500万ドルへと増加しています。

Ampleforth を牽引しているのは、そのユニークなトークン設計とステーキング・プログラムです。まず、AMPLのステーキングは、分散型取引所Uniswap 2.0で「AMPL+ETH」の流動性を提供することで取得できる「UWETHAMPL-V2」トークンをGeyserにデポジットすることで起動します。これによりAMPLトークンの供給増加分が付与されるようになります。Geyserの想定利回り(APR)は執筆時点に291%を超えています。

Amplefotthというのは、目標価格を約1.06ドルとするステーブルコインです。需要が高まり、市場価格が目標値を上回る限り、新規にAMPLトークンが発行されて価値が希釈されます。
執筆時点に、月間1,577,671.71 AMPLが新たに配布される見通しです。発行されたAMPLトークンは、ステーキング参加者に保有量に応じて付与されます。このトークン設計のため、AMPLトークンの単価は上下しても時価総額は直線的に増加し続けています。

AMPLのステーキング報酬は、より長い期間ステークする人に有利にプログラムされています。報酬計算に使用される閾値は、1か月間保持すると2倍に、2か月間保持すると最大である3倍になります。

7月25日時点にAmpleforthはUniswap V2で最大の流動性プールとなっており、60,730ETH、8,026,926 AMPL、合計73,385万ドル相当のトークンを保有しています。

Ampleforthは、Coinbaseのブライアン・アームストロングCEO、True Ventures、Pantera Capital、Slow Ventyresから資金提供を受けています。

 

Ampleforthは供給量の調整メカニズムを組み込むことで市場全体の暴落の影響を免れるエコシステムを目指しています。現在、MakerDAOの合成ステーブルコインDAIの担保資産として、新たな選択肢に挙げられています。既に市場30位圏に入るAMPLですが、今後の採用次第ではさらに成長すると期待されています。

参考 Ampleforth Launches Geyser Yield Farming for AMPL Uniswap LiquidityDeFi Rate